以下は、喪主　河野 江津子 様 からの会葬礼状を原文のまま掲載しました

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　お力添えくださった皆様へ深く感謝申し上げます

　父を語る上で欠かせないものといえば書道です

製缶会社に勤めていた頃から土日は先生として伝統の技と心を教えておりました

　退職後はますます熱心になり　公民館や自宅で生徒さん達に向き合っておりました
自分自身の腕も上げようと几帳面な性格そのままに日々学んでいた姿も印象的です

　よほどやりがいを感じていたのでしょう
五ケ月くらい前に病が見つかった後も筆を手放さず　教室は一ケ月ほど前まで続けました
夢中になれるものに出合い　その道を歩む中で多くの良きご縁を紡ぐこともでき　父は幸せだったと思います

　そんな父と私達家族も思い出を作ってまいりました　酒は飲まず　タバコも吸わず　誠実に真面目に生きる姿から　人生の大切なことも学ばせてもらいました　

　面影を手本にしてこの先を生きてゆくと約束します
病気がちな妹のこともしっかり面倒を見るので何も心配などせず母とのんびり休んで欲しいと願います

　父河野紘一は平成三十年九月十日満七十七歳にて生涯を終えました
その人生に彩りを添えてくださった皆様へ深く感謝申し上げます

　本日はご会葬いただき誠にありがとうございました　 略儀ながら書状にてご挨拶を申し上げます

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　謹んでご冥福をお祈り申し上げます